看護業界は売り手市場

近年少子高齢化のスピードが速くなっていて医療のニーズがますます高まっています。そのため、看護業界において人材不足が首都圏や地方を問わずどの地域でも問題になっています。看護業界の人材不足については、こちらの記事も参考にしてみてください⇒看護業界まるわかりガイド

これは言い換えると、看護士の求人が増加していて売り手市場になっているということです。この現象は一過性ものではなく将来にわたっても続いていくものなので、看護業界への転職を考えている人はチャンスだと言っても過言ではありません。実際に求人数が増えているだけでなく労働環境の改善に取り組む企業も増加しています。少しでも多くの看護士に長く働いてもらいたいという意志が見られます。したがって、求人情報の量だけでなく質も高くなっています。医療ニーズが拡大していくとともに看護士に求められるスキルも多様化してきました。

今までは看護士としてのスキルや能力だけを求められていましたが、医療通訳という職種も登場してきました。これはグローバル化の波に応じて外国人労働者が多く流入したことや外国人観光者が増加したことで必要とされてきている職種です。事故や怪我に遭った場合に意志の疎通が困難だと適切な医療行為を施すことができません。このような対外国人へのサービスとして今注目を集めています。看護士としての仕事をしながら外国人と医師との仲介役になりますので、高い英語力が必要とされます。海外留学などの経験がある人は医療通訳という分野に挑戦してみるのも1つの手段です。