看護業界ではどの職場でも人材不足になっていて転職しやすいと言われています。確かに新しい職場はどこでも良いから転職できれば良いという人の場合には職場に困ることはないでしょう。数千という単位で募集が行われているため、地域も待遇も特に気にしなければ採用してもらえる職場が見つかる可能性は十分にあります。

しかし、待遇などにある程度の要望を持っていて、望み通りの転職をしようと考えた人はしばしば転職活動が難航してしまって苦労するケースも多いのが真実です。看護業界全体としてみると人材は不足していますが、個々で見れば充足している施設も多数あります。待遇が良い施設ほど看護職者が充足しているため、募集が行われていることはほとんどありません。求人募集が掲載されていても、応募しても相当に優秀な人材でなければ採用しないという立場で採用活動を行っている場合もあります。良好な待遇の求人が登場したときには速やかに獲得競争が行われるため、求人広告として掲載されている期間もわずかであり、応募しても激戦区になるのが事実です。

人気のある施設や特に待遇の良い求人については公開求人として登場しない場合もあります。そのため、望み通りの転職をするためにはエージェントの利用が不可欠になっているのが看護業界の実情です。エージェントの斡旋を受けると公開求人でも非公開求人でも、自分に適性があって望んでいる待遇が与えられているなら紹介してもらうことができるでしょう。